問診・検査
三週間前に仕事場で物を拾おうとした瞬間に
腰あたりが急激に痛くなったとのこと。
整形外科にてレントゲン検査の結果、腰椎4・5番の
椎間板ヘルニアと診断され、当院に来院。
症状は左腰から左もも裏までの痛み、しびれ。
前屈みの姿勢で症状が悪化する。
1回目
腰椎部の冷却後、左下肢及び左臀部、左腰周りの筋肉の緩和操作を行う。
加えて、腰椎の伸展操作、軽い関節のモビリゼーションを行う。
その後、症状を悪化させないための姿勢及びエクササイズの指導を行う。
2回目(2日後)
前回に比べ、筋肉の張りは多少改善しているが、症状はいまだ強い。
前回同様のアプローチ及び、全身の筋肉の調整を行う。
3回目(初回より5日後)
立位時の違和感は多少改善されてきたものの、症状はまだある。
本日は、左腓腹筋及び左大腿外側に多少張りを感じる。
左下肢全体を調整後、関節操作。姿勢にも気を配っており、
エクササイズもきちんと行っている模様。
4回目(初回より9日後)
鎮痛剤の服用を止めてみたとのこと。いまだ違和感は残るが、
立位・座位ができる時間が長くなってきた。
あまり無理はしないよう指導し、
引き続き姿勢には徹底的に注意するよう指導。
5回目以降
着実に症状は回復。時折、疲労が溜まってくると多少の違和感がある程度。
その後は症状を繰り返さないためにも、定期的に身体をメンテナンスしに来院中。
総括
椎間板ヘルニアは放っておいても自然と治るものが大半です
(但し、例外もありますが)。しかし、適切なケアを行うことによって、
回復を早めることができます。
当院では、治療とともにヘルニアの予防となる姿勢指導、
エクササイズの指導を行うことにより、
根本的に症状をおさえるよう施します。